みなさんこんにちは!リーダーの天野です。先日羽島文化センターに、「フロリダディズニーワールドの日本パビリオンで総支配人を務めていた上田比呂志講師から「おもてなしの心」をテーマにした講演を聞きとても素晴らしかったので、結婚式と融合させて紹介したいと思います。
おもてなしとは
上田講師のいうおもてなしとは、「心を学び」「技を磨き」「考動する」ということです。
心を学ぶ
おもてなしとは、あなたにとって大切なお客様をお迎えするときの気持ち。金銭勘定ではなく、あなたにとって一番大切な人ですから徹底的に喜んでいただきたいと思いますよね。そして、そのお客様に喜んでいただくことを、あなたの「喜び」とすること。これこそがおもてなしの心です。
ディズニーランドでは、80%以上がアルバイトさんということですが、お客様ひとりひとりを、あなたにとって一番大切な人だと考えて迎えるという考えをしっかりと持っているからこそ、あそこまでのサービスができるのです。
結婚式に置き換えますと、新郎新婦がゲストを招く際、どんな心で迎えるかがとても重要だということです。
ゲストお一人お一人に差はありません。一人ひとりがあなたにとって一番大切な人だと考えて徹底的なおもてなしを考えましょう!
技を磨く
ディズニーでは感謝の気持ちを持ってゲストお迎えをするのは当たり前のこととし、常にワンランク上のおもてなしを目指すように教育されているようです。お客様にワンランク上の感動を与えるには、想像を超えるサプライズが必要です。結婚式においてもゲストが想像しないサプライズを用意し喜んでいただきましょう。
またディズニーでは、さらなるサービス向上を目指し、脳科学的・心理学的な研究もかなり進んでいるようです。人間の5感、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚がありますが、特に視覚83%が人間の印象に残るものだと分析されています。すなわち「ディズニーが楽しい」と感じる83%は、視覚的効果によるもので、ディズニーでは特に、視覚に訴えるビジュアルに関しては、徹底的に追求しているというこになります。
結婚式においては、料理の味って結構どこでも同じくらい普通に美味しいですから、誰々の結婚式の時は、料理がめちゃめちゃうまかった!とか、正直あまり覚えていません。やはり視覚的な印象のほうがかなり影響力があるということです。
もう一つ、印象に残る結婚式にするためには、「体験型」にすると良いらしいです。ディズニーでも多くの体験型アトラクションがあり、一つ一つ、目で見るだけでなく、体で体験するということが、人間の記憶にしっかりと刻むもっともよいメソッドだということです。
遊園地とディズニーランドの決定的な違いは、みんなで体験できるかどうかということらしいです。遊園地では、子どもだけがジェットコースターにのって、親は下で手を振っているというという場面をよく見ますが、ディズニーではファミリーエンターテイメントとして、家族全員が楽しめるようなっているということです。これにより、同じ体験をした家族は同じアトラクションで同等の興奮を得ることができ、その体験を共有することで会話が弾み、より家族の絆を深められるということです。ここがディズニーのすごいところなのですね。
考動することが大切。頭で考えているだけでは、何も始まりません。とにかく行動にうつしましょう。先程も視覚が人間の印象の83%に影響するということを述べましたが、笑顔も非常に重要だということです。その笑顔についても「企業研修で、唇の角度がどうとかこうとか」ではなく、心を磨くことで、自然な笑顔になることができると講演されていました。
まとめ
ディズニーのおもてなしは本当に素晴らしいですよね!結婚式の段取りを進める中で、一度、東京ディズニーランドにいって「結婚式においてお客様を迎え、感謝を伝える」ということはどういうことか、おふたりで研究されてはいかがでしょうか?