プロフィールビデオの適切な時間とは?1枚あたりの写真表示時間

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みなさんこんにちは!リーダーの天野です。今回は結婚式におけるプロフィールビデオの適切な時間を考えてみたいと思います。

まず1枚1枚の写真表示時間について

私達が制作するプロフィールビデオの写真の表示時間は、長年のお客様からの意見をもとに研鑽し現在では、1枚あたり7秒~10秒程度としてという形になってきました。なぜ表示時間にばらつきがあるかというと、写真の持つ情報量により、表示時間を変えているからです。

写真の持つ情報量と表示時間の関係
写真の持つ情報量とプロフィールビデオにおいての一枚あたりの写真の表示時間は密接な関係があります。HD108_72A例えば、親友とふたりでアップで写っている写真があったとします。背景もごちゃごちゃしておらず、おおよそ中学校か高校だろうという写真です。ここでのテロップ(コメント)は「中学からの親友◯◯さん、いつも一緒でした」この写真はどちらかというと情報量が少ないと考えます。情報量が少ないと見る人はその写真が表示されてから、写真とコメントすべての情報を理解する時間が短くて済みます。写真の情報すべてが理解できてからまだ写真が長々と表示されていると、視聴者は展開が遅いとかんじます。すなわちゆっくりとした展開だと感じます。悪くいうともったりしたプロフィールビデオになります。

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反対に情報量が多い写真は比較的長い時間でしっかりと内容を伝える必要があります。例えば友人が大勢で写っている写真などが情報量の多い写真の代表的なものです。また、写真自体はシンプルな情報量でも意味のある写真なので、テロップ(コメント)を長めに収録する場面なども時間配分をしっかり考えたいものです。情報量の多い写真を短い時間で展開させてしまうとどのようなことが起こるかもうお分かりですよね?そうです、情報や意味を理解できないまま、展開されてしまうので、見る側の人はそのプロフィールビデオの展開についていくのがやっとで、非常に慌ただしいいプロフィールビデオになってしまうということです。

私達が考える写真一枚あたりの適切な表示時間とは、
写真の情報量 + コメントの情報量 = 理解できる時間 + α という方程式が成り立つと考えています。αの時間をどう考えるかというと、ここからは作品全体の雰囲気をどうしたいかによりプラスにもマイナスにもなり得る要素となります。ゆっくりとした流れのプロフィールビデオにしたい場合は αの時間配分を プラス側にして、反対にテンポのよいプロフィールビデオにしたい場合は αの時間をマイナス側にシフトさせれば良いこととなります。具体的にはαの時間はプラスマイナス2秒前後と考えて良いと思います。これらを踏まえた上で1枚1枚のプロフィールビデオの写真表示時間を検討していけば問題ないです。

1枚あたりの表示時間設定の例外

1枚あたりの表示時間設定の例外としては曲のテンポを重視しいたDVDの場合、写真の情報量 + コメントの情報量 = 理解できる時間 + αという先ほどの表示時間の方程式が成り立ちません。したがって、曲のテンポやリズムに合わせて写真の表示時間を決めます。この場合、曲のテンポははじめから終わりまで同じ場合が多いので、写真の表示時間も一定となります。したがって情報量の多い写真や少ない写真であっても構わず同じ表示時間となります。この場合の対処法としては、テンポの良い切り替えの場合、テロップを短くして内容を理解しやすくすることや、複雑なトランジッションをつけたりして余計な装飾や視線誘導を行わないことが見やすいポイントとなってくるでしょう。

まとめ

いい加減という言葉がありますが、早すぎ、遅すぎではなく、ちょうどいい加減になるポイントを探してみるとよいでしょう。今回はプロフィールビデオ全体の時間については、触れませんでしたが、次回適切なプロフィールビデオの時間について解説していきたいと思います。